艶で差をつける秋冬
色が沈みがちな季節に、
滑らかに反射するさりげないアクセントを。
Date.2025.10.10
秋冬のワードローブは、つい色数が少なくなりがち。黒、グレー、カーキ。気づけば同じトーンが並び、スタイリングに新鮮さを見失う。そんな時、救ってくれるのは「色」ではなく「素材」。UN3D.の「FAKE LEATHER」シリーズは、本物に似せるためのフェイクではなく、フェイクだからこそ出せる艶と軽やかさをデザインに昇華させたシリーズ。光を受けて反射するその質感は、スタイリングに奥行きを与え、シルエットをより大胆に見せてくれる、質感で語るモード。
FAKE LEATHER COCOON LONG CAMI & FAKE LEATHER COCOON SK

コクーンシルエットの魅力は、体を覆い隠すのではなく、包み込みながら存在を際立たせるところにあります。滑らかなフェイクレザーが描く丸みは、腰回りをすっぽりと隠しつつ、光を受けて陰影を生む。ロングキャミは、あえて金具を排除したショルダーが印象的。モダンでありながら、ボタンによる調整で自分らしいバランスをつくれる自由さも備えています。背中を大胆に開けたデザインは、潔く、しかしどこかユーモラス。インナーを変えるごとに表情を変え、レイヤードの楽しみを何倍にもしてくれます。スカートは、切り替えによって生まれるひだが、波のようにうねりながら独特の立体感を描く。歩くたびにフォルムが揺れ、沈みがちな冬のスタイリングに軽やかなリズムを生み出す。まさに「陰影と動きで魅せる」UN3D.らしい一着。
FAKE LEATHER ASYMME LAYERED PT

UN3D.の定番である“スカートに見えるパンツ”は、知性とユーモアの最適解。見る角度によって印象が変わり、正面からは優雅なスカート、横からは構築的なパンツ。今季はフェイクレザーの艶が加わり、立体感がより際立つ仕上がりに。アシンメトリーに重なるパネルは、計算され尽くした「不均衡」。そのアンバランスさが、実は着る人を美しく見せるバランスへと昇華しています。ルーズなニットを合わせればリラックス感、コンパクトなトップスを合わせればモードな緊張感。どちらも難なく受け止める懐の深さがあり、秋冬の着回しを大いに助けてくれる。機能的でありながら挑発的、そんな二面性がこのパンツの面白さ。
FAKE LEATHER PLUMP MINI BAG

丸みのあるフォルムを纏ったバッグは、可愛らしさと実用性の間で絶妙なバランスを保っています。ぷっくりとした立体感は、シンプルなスタイリングに愛嬌を添えつつ、フェイクレザー特有の艶感でモードな空気を纏う。さらに面白いのは、ショルダーの付け位置を左右でずらしていること。ボディバッグにしたとき、まるで身体に吸い付くようにフィットする。その小さな工夫が、大人の遊び心をくすぐる。ループにカラビナやチャームを付ければ、さらに自分仕様へとカスタマイズ可能。UN3D.のバッグは単なる脇役ではなく、着こなしを仕上げる“最後のひとさじ”として機能します。

