Momoko 勝手に感性が合うような気がして、ずっとお目にかかりたいと思っていたのでこうした形でお仕事をご一緒できて本当にうれしかったです。
Yoshiko 最初にお会いした時にもお話したけど、実は最近久しぶりに気になった日本のブランドがUN3D.だったの!私がインテリアなどをお手伝いしているレストラン「&ecle」に行く途中、お店の近くをいつも通っていて。トレンド服はあっても、アイデンティティのある服がなかなか見つからない日本のマーケットの中で、海外みたいにデザイナーの気骨が感じられるブランドだなと感じていました。そんな矢先、今回のコラボレーション企画のお話をいただいてびっくり!きっとお互い何か引き寄せるものがあったんでしょうね。
Momoko グローバルな感覚を持っていらっしゃる佳子さんにそう言って頂けると嬉しい。常識や固定概念にとらわれない「UN STANDARD」、ベーシックだけでないディテールあるデザイン「UN SIMPLE」、時代や流行にとらわれない「UN SIMILAR」。3つのアンチテーゼを軸に表現していくのがUN3D.のブランドコンセプトなっています。オリジナリティを大切に「UN3D.」らしい世界観をとことん追求していきたくて。単なるトレンドやベーシックはあえて私がデザインしなくてもいいかなと思って。私は私の思いを大切に他にはない服作りがしたくて。
Yoshiko お店を見ていてもブランドストーリーが感じられるのは、そういう風にデザインされているからなのね。まだ立ち上げて1年しか経ってないなんて信じられないほどのブランド力を感じる!って偉そうだけど(笑)コンセプトがしっかりしていてわかりやすいから、ぜひ海外進出して欲しいです。
Momoko 実はブランドを立ち上げた当初から海外進出を見据えて、ずっとデザインしています。実際ブランドファンには海外の方も多くいらっしゃるので。今はその目標に向かってUN3D.らしさを追求し長く愛されるアイコニックなアイテムを少しずつ増やし海外進出のための足固めをしています。
Yoshiko これからが本当に楽しみ!ちょっと攻めたデザインのアイテムは、服への愛を感じるこだわりがいっぱい。使っている素材もいいし、パープルやグリーンなどお店にあるカラーパレットも好き。いろいろなトレンドを経験してきた大人が着たくなる服だと思います。桃子ちゃんの服に対する思いには共感できるところがたくさんあって、だからこのコラボ企画の進行もスムーズだったのかも!
Momoko 私結構人見知りが激しくて、初めての人との打ち合わせが実は苦手なんです。でも今回佳子さんとは最初からスムーズ。スッと佳子さんが懐に入ってきてくださる感じで初めから話しやすかったかも。話しがあっという間に盛り上がっていましたよね。細かい部分を説明しなくても既に理解してくださっているのが会話から伝わってくるから、いまだかつてないくらい早かった。
Yoshiko 確かに最初は人見知りなのかなって感じだった(笑)
Momokoですよね。でも、佳子さんのおかげで最初の雑談で盛り上がれて、そこからのコラボ話しは生産の人がついてこられないくらいかなり早いスピードで進みましたね(笑)。子どもを持ったことで視野は広がったけれども服のデザイン性や価値観にブレがないというところを直ぐに理解して頂けたのが嬉しい。世間的に公園へ行くならママはこんなファッションみたいな認識があっても自分からそこへ寄せていくのではなく、あくまでもブランドの3つのアンチテーゼが最初に来て、素材や機能性の部分でママになってからの気づきを活かすというスタンスが意外と世間からは理解されにくいけど佳子さんとはそこも合致したし。
Yoshiko そうなの!私も母であることがとても大事だけれども、同じくらい自分自身の感性も大切にしたい。そこがあまりに出てしまって一時期公園で浮いたこともありました(笑)
Momoko 本当にそうですね。今回コラボするに当たってママである人というのは前提だったけれどママを主軸にデザインを進めたくなかったんです。だから佳子さんにお願いしました。UN3D.らしさのあるバッグでママたちにも、そうでない女性にも共感して欲しくて。あらゆる立場の女性を考え軽さを徹底的に意識したし、収納力や中の機能性という点にも留意してデザインを進めましたよね。
Yoshiko ただでさえ荷物の多いママが少しでも軽く、少しでも機能的に荷物を収納できて、なおかつ素敵に見える…。そこを一番に意識した結果、縦長だったトートを横長に変えました。もちろんママに限定せず、働く女性がA4サイズの資料やパソコンを入れて持ち歩くことも視野に入れて。トートという普遍的なアイテムを特別なものにしたい、そしてさらに機能面を考えて、この極軽量で遊びのあるこのボンディング素材に行きついたんだよね。この素材と折り紙プリーツとの相乗効果で、かなり鮮度の高いスペシャル感のあるトートになった感じがします。
Momoko そしてスタイリングを牽引できるくらい色遊びのあるものということでパワーあるベースカラーを選んでパイピング使いのバイカラーに。最後に佳子さんが提案してくださったタッセルをプラスすることで今までの折り紙トートとも差別化ができましたね。小さなタッセルとこのボリュームのあるタッセルと最後ギリギリまで悩みましたよね。
Yoshiko このタッセルはキーに付けたりしても可愛いよね。それならバッグはシンプルなほうがいいという方にも違った形で楽しんで頂けるし。
Momoko 佳子さんが提案してくださるものには広がりがあるから凄い!今回それぞれのバッグを持ってのスタイリング提案もデザイナーとして「そこ」と思うツボを押さえてスタイリングを考えていらして。やはりモデルとして普段服を表現していらっしゃる上にディレクターとしての顔もあるから服への理解が深いというか、服への愛が感じられるんですよね(笑)。
Yoshiko 今の時代、ファストファッションも優秀で、簡単に安くトレンド服が手に入ってしまうから、服に対する思い入れが昔より薄れてきていると思うの。でも、桃子ちゃんのデザインするものは服への深い愛情が感じられるから、大切に着たいと思わせるパワーがある。そういうこだわりのある服が私自身も好きだからかな。
Momoko 嬉しい!最高の褒め言葉です。今回、佳子さんとコラボさせて頂いてブランドにとってアイコニックなアイテムのひとつである折り紙プリーツのトートの可能性がさらに広げられて本当によかったです。私一人でデザインするのとは違ったニュアンスがあって私にとってもとても新鮮。
Yoshiko 私も楽しかったです、ありがとう!海外で仕事中にタッセルをつけることを思いついて急いで連絡したくらいだから(笑)早く完成したトートを持って月一の旅に出たい!携帯用、長財布用といろいろなポケットがあるし、サイズもたっぷり大容量なので機内バッグとしても優秀だと思う。中のパイピングもちらっと見えると可愛いし、満足のいくバッグに仕上げてもらって嬉しいです。
バッグの色をコーディネート全体でなぞることでスタイリングにリンク感が備わります。
バッグの素材が持つスポーティなニュアンスを活かし
デニムカジュアルでも足元は今っぽさと
大人っぽさを忘れずにベロアのブーツを投入しました。
バッグの素材、スウェット、デニム、ベロアと素材を重ねることで
カジュアルに奥行きがでます。
せっかく鮮やかでキレイなパープルだから色遊びを楽しみます。
バッグを主役にスタイリングをしたいから
あえて真逆の色を合わせてドラマあるコーディネートに。
真逆の色で遊ぶときは印象を左右する顔に近いトップスは黒など
ニュートラルな色で抑えると上手くスタイリングをまとめることができます。
バッグの中のパイピングがアクセントとなります。
ポケットは携帯、その隣に長財布と直ぐに取り出す必要のあるものが入れられます。
色はパープル×レッドとブラウン×ターコイズの2色
バッグのサイズは<横41cm×縦32cm×マチ13cm>で各¥15,000+taxです。
ゴールドのアクセサリーを合わせても
シルバーのアクセサリーを合わせても大丈夫なように
留め金は主張し過ぎないシャンパンゴールドにしました。